段ボールのしくみ

段ボールの種類

段ボールは構造の違いから次のように分類されています。

一見どれも同じに見える段ボールですが、実は段の高さもいろいろです。
この段ボールの波形部分を構成する段のことをフルートといいます。
段ボールはフルートの高さによって区別され、必要とされる強度や用途によって使い分けられます。

段の種類 記号 段の数 30cm 段の高さ※1 段繰率※2 主な用途
Aフルート AF 34±2 4.5〜4.8mm 約1.6 外装用
Bフルート BF 50±2 2.5〜2.8mm 約1.4 外装用・内装用
Cフルート CF 40±2 3.5〜3.8mm 約1.5 外装用
Eフルート EF 80以上 1.10〜1.15mm - 個装用・内装用
Fフルート FF 120以上 0.60〜0.75mm -
Gフルート GF 180以上 0.50〜0.55mm -

※JIS(日本産業規格)には A、B、Cの3種類のフルートが規定されています。
※1 実際の段ボールはライナの厚さが加算されます。
※2 単位の長さのライナに対する中しん原紙の使用率です。
注(1) マイクロフルートにはEフルートを含めない場合もあります。
注(2) Eフルートの段の数はJIS Z 0104では93±5となっているが、実際には80程度のものも存在します。

段ボール豆知識

【フルート(flute)】

段ボールの中しんの波形のことを英語でフルート(flute)といいます。つづりは楽器のフルートとまったく同じ。
波の彼方から美しい音色が聞こえてくるかもしれません。