段ボール箱のいろいろ
薄切り形(Slotted type boxes)
この形式は、原則としてワンピースで、フラップがあり、継ぎしろを持っています。継ぎしろは、長さ面または、幅面のいずれにつけても良いです。
また切込み溝があることから溝切り形と呼ばれているこの形式の一般的な製法は、コルゲータのスリッタースコアラで断裁と横けい線(スコア)を、印刷機やフォルダーグルアなどで縦けい線(クリーズ)と切込み溝(スロット)を入れ、接着剤などで継ぎしろ部分を接合し、折りたたまれた状態で排出されます。
抜き形式であってもけい線や切込み溝が施され、接合されたものは、この形式に分類されます。
テレスコープ形(Telescope type boxes)
この形式は、身箱とふた箱からなり、ツーピースまたはそれ以上で構成しています。
組立形(Folder type boxes)
この形式は、ワンピースで継ぎしろなし(0406は除く)で組立てられます。
差し込み形(Slide type boxes)
この形式は、基本的には外枠とそれに差し込む内枠からになります。
ブリス形(Rigid type boxes, Bliss type boxes)
この形式は、スリーピースからなり、ブリスボックス製箱機で組立てられます。
のり付け簡易組立形(Ready glued type boxes)
ここの形式は、ワンピースで、底面をのり付けして折りたたみ、簡単に組立てることができるもので、ワンタッチケースとも呼ばれています。
付属品(Interior fitments)
内容品の緩衝・固定を行うためのもので、最も簡単な埋め板から複雑な折り込みの緩衝材まで多種多様な形態があります。